便秘と下痢、どちらも腸内環境のサインです

今日の腸活小話

こんにちは。腸活のお弁当屋です。
「最近お腹の調子が悪いな…」と思ったとき、便秘や下痢という形で体がサインを出してくれることがあります。
どちらも一時的なこともありますが、腸内環境の乱れが原因になっている場合も多いのです。

今回は、便秘と下痢の違いや原因、そして日常でできる改善習慣について、やさしく解説します。
「便は体からの手紙」という言葉があるように、お腹からのメッセージを上手に読み取ってあげましょう。

便秘と下痢、どう違うの?

便秘

・3日以上排便がない、または毎日出ても量が少なく残便感がある状態。
・硬い便が出にくくなることも多い。

腸の動きが鈍くなったり、水分が吸収されすぎることが主な原因。

下痢

・水分が多く、形のない便が頻繁に出る状態。
・腸が過剰に動いて水分を吸収できない、または腸内に炎症や異常が起きていることが原因。

ポイント

便秘と下痢は正反対に見えますが、どちらも腸内環境のバランスが崩れているときに起こります。

🔹便秘の主な原因

・食物繊維不足

野菜・海藻・豆類が不足すると、便のかさが減り腸が動きにくくなります。

・水分不足

体が便の水分を過剰に吸収し、硬くなってしまいます。

・運動不足

腸の蠕動(ぜんどう)運動を促す筋力が低下します。

・ストレスや不規則な生活

自律神経が乱れると腸の動きも鈍ります。

🔹下痢の主な原因

・冷たい飲食物のとりすぎ

夏場にアイスや冷たい飲み物ばかりだと、腸が冷えて動きが乱れます。

・香辛料やアルコールの摂りすぎ

刺激物が腸の粘膜を刺激し、過剰な動きを引き起こします。

・感染やウイルス

食中毒や胃腸炎などで急性の下痢が起こることもあります。

・ストレス

緊張や不安が強いと腸が過敏に反応してしまいます。

便秘と下痢が交互に起こる場合

「便秘→下痢」を繰り返す方は、過敏性腸症候群(IBS)の可能性もあります。
ストレスや自律神経の乱れが関係しており、生活習慣の改善や医療機関の受診が必要なこともあります。

🔹便からわかる腸の健康状態

便の状態は「色・形・におい」で判断できます。
理想は、バナナ状でスルッと出る、黄褐色の便。
硬すぎたり水っぽすぎたり、黒っぽい色や強い悪臭がある場合は、腸内環境の乱れや病気のサインかもしれません。

🔹便秘・下痢の改善につながる日常習慣

1. 発酵食品を取り入れる

ヨーグルト、納豆、味噌汁、キムチなどは善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。

2. 食物繊維をしっかり摂る

・水溶性食物繊維(海藻、果物、オクラなど)→便を柔らかくする
・不溶性食物繊維(ごぼう、きのこ、豆類など)→便のかさを増やす

3. 水分補給

冷たい飲み物ばかりでなく、常温水やお茶でこまめに補給を。

4. 適度な運動

ウォーキングやストレッチで腸の動きを活発にします。

5. ストレスケア

深呼吸や軽いヨガ、趣味の時間でリラックスしましょう。

おわりに

便秘も下痢も、腸からの大切なサインです。
「たまたまかな?」と放置せず、日常の食事・生活習慣・ストレス状態を見直すことで、腸内環境はぐっと改善します。

毎日の便の状態を観察することは、腸活の基本。
今日から「お腹の声」を意識して、体も心も快適な毎日を過ごしましょう。

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