発酵・菌の話

夏こそ甘酒! 「飲む点滴」が腸にいい本当の理由

発酵・菌の話

夏こそ甘酒!
「飲む点滴」が腸にいい本当の理由

甘酒というと冬のイメージがありませんか?実は江戸時代、甘酒は夏バテ防止のスタミナドリンクとして夏に飲まれていた飲み物です。
栄養の点滴に匹敵するほど豊富な栄養素を含むことから「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒。
今回はその腸活パワーと、夏にこそ飲みたい理由をたっぷりお伝えします。

甘酒には2種類ある。腸活に使うのはどっち?

甘酒には作り方の異なる2種類があります。腸活目的で選ぶなら、どちらかを正しく理解しておくことが大切です。

米麹
米麹甘酒(ノンアルコール) ← 腸活にはこちら!

米と米麹を発酵させて作る甘酒。アルコールを含まないため子どもや妊婦さんも飲めます。
麹菌が生み出すビタミンB群・必須アミノ酸・オリゴ糖・酵素が豊富で、
腸活・美容・疲労回復に優れた効果を発揮します。これが「飲む点滴」と呼ばれる甘酒です。

酒粕
酒粕甘酒(アルコール含む) ← 腸活効果は異なる

日本酒を作るときに出る酒粕を溶かして作る甘酒。微量のアルコールを含みます。
酒粕にもレジスタントプロテイン(腸内の掃除役)など腸活成分はありますが、
腸活・栄養補給を目的とするなら米麹甘酒を選びましょう。

🛒 スーパーでの選び方

市販の米麹甘酒を選ぶときは「米麹」「ノンアルコール」と表記されたものを確認しましょう。
砂糖・添加物が入っていない「米と米麹だけ」のシンプルな原材料のものが理想的です。
濃縮タイプは水や豆乳で薄めて使えるので経済的でおすすめです。

甘酒が「飲む点滴」と呼ばれる理由

米麹甘酒には、点滴に含まれる成分と似た栄養素がたっぷり含まれています。
発酵の過程で麹菌が生み出す栄養素の豊富さは、発酵食品の中でもトップクラスです。

  • 必須アミノ酸9種類 — 体内で作れない必須アミノ酸をすべて含みます。筋肉・免疫・ホルモンの材料となり、夏バテした体の回復を助けます
  • ビタミンB群(B1・B2・B6・葉酸) — 糖質・脂質・タンパク質の代謝を助けるビタミン群。エネルギー産生に欠かせず、疲労回復に直結します
  • オリゴ糖 — 腸内の善玉菌(特にビフィズス菌)のエサとなるプレバイオティクス。腸内フローラを育てる働きをします
  • 麹菌・酵素 — 消化酵素(アミラーゼ・プロテアーゼ・リパーゼ)が豊富で、食べ物の消化吸収をサポートします
  • ブドウ糖 — 脳と体のエネルギー源。発酵によって米のデンプンがブドウ糖に分解されているため、素早くエネルギーに変わります
  • エルゴチオネイン — 麹菌が作り出す強力な抗酸化物質。腸粘膜の酸化ストレスを軽減し、腸の老化防止に働きます

夏に甘酒が特におすすめな理由

江戸時代、甘酒は夏の風物詩でした。当時の人々は経験的に「夏に甘酒が体にいい」と知っていたのです。
現代の栄養学から見ても、夏に甘酒を飲む理由は理にかなっています。

夏バテした腸を優しく回復させる

夏は冷たい飲食物・冷房・食欲低下で腸が疲弊しやすい季節。
甘酒の消化酵素が消化器系の負担を軽減しながら、
オリゴ糖が善玉菌を育てて腸内環境を立て直してくれます。

汗で失われたビタミンB群を補給できる

夏は大量の汗をかくことでビタミンB群・ミネラルが失われます。
甘酒はビタミンB群が豊富で、失われた栄養素を飲むだけで補給できます。
スポーツドリンクより栄養価が高く、腸活効果もプラスされます。

食欲がないときの栄養補給に最適

夏は「食欲がなくて何も食べられない」という日も出てきます。
そんなときこそ甘酒を1杯飲むだけで、エネルギー・アミノ酸・ビタミンを
効率よく摂ることができます。胃腸への負担も少なく、夏バテ時の強い味方です。

肌の日焼けダメージをケアする

甘酒に含まれるビタミンB群・エルゴチオネインの抗酸化作用が
夏の紫外線ダメージによる肌の酸化ストレスを内側からケアします。
腸が整うことで栄養の吸収率も上がり、美肌効果が高まります。

腸活効果を最大にする飲み方のコツ

甘酒は飲み方によって腸活効果が変わります。ちょっとしたコツを覚えておきましょう。

  • 60℃以上に加熱しない — 麹菌・酵素は熱に弱く、60℃以上で死滅します。温めて飲む場合は人肌程度(40℃前後)にとどめましょう
  • 夏は常温か少し冷やして飲む — キンキンに冷やすと腸を冷やしてしまいます。冷蔵庫から出して少し置いた常温〜冷やしすぎない程度がベスト
  • 朝に飲むのが最もおすすめ — 空腹時に飲むと栄養素の吸収率がアップ。朝の甘酒1杯でエネルギーチャージしながら腸を目覚めさせます
  • 1日の摂取量は150〜200ml程度に — 甘酒はブドウ糖を多く含むため飲みすぎると血糖値が上がりやすくなります。1日コップ1杯を目安に
  • 食物繊維と一緒に摂るとより効果的 — 甘酒のオリゴ糖+バナナや全粒粉の食物繊維を組み合わせると、善玉菌への相乗効果が生まれます

甘酒の夏アレンジレシピ3選

「甘酒はそのまま飲むだけ」と思っていませんか?
夏らしいアレンジで毎日飽きずに続けられます。

甘酒レモネード

甘酒100ml+炭酸水100ml+レモン汁小さじ1を混ぜるだけ。
さっぱりとした飲み口で夏にぴったり。
レモンのビタミンCが加わり、美肌・疲労回復効果もプラスされます。
甘酒の甘さとレモンの酸味が絶妙なバランスです。

甘酒豆乳スムージー

甘酒50ml+無調整豆乳100ml+バナナ1本をブレンダーで混ぜるだけ。
甘酒(オリゴ糖・酵素)+豆乳(植物性タンパク・大豆オリゴ糖)+バナナ(食物繊維・トリプトファン)の
腸活・睡眠サポートの最強トリオです。

甘酒ドレッシング

甘酒大さじ2+醤油大さじ1+酢大さじ1+ごま油小さじ1を混ぜるだけ。
サラダにかけると甘酒の旨みが加わり、砂糖なしでも美味しい甘みが出ます。
野菜の食物繊維+甘酒のオリゴ糖で腸活サラダの完成です。

この記事のまとめ
  • 腸活に使う甘酒は「米麹甘酒(ノンアルコール)」一択
  • 必須アミノ酸・ビタミンB群・オリゴ糖・酵素が凝縮した「飲む点滴」
  • 夏バテ回復・ビタミンB群補給・食欲不振時の栄養補給・美肌ケアに最適
  • 60℃以上に加熱しない・常温〜ほんのり冷やして飲む・1日200ml以内が基本
  • レモネード・スムージー・ドレッシングなど夏アレンジで飽きずに続けられる

冬のイメージが強い甘酒ですが、実は夏こそ飲みたい発酵食品です。
江戸時代の人々が知っていた夏の甘酒の知恵を、現代の腸活に取り入れてみてください。
朝の1杯から始めるだけでOK。飲み続けるうちに、夏バテしにくい体が作られていきます🌿

Bell's Kitchen -ベルズキッチン-

さいたま市(浦和駅)を中心に、宅配メインの腸活お弁当屋とキッチンカーを営業しています。 お弁当配達のご相談やキッチンカーの出店依頼など、各種お問い合わせは下記よりお願いいたします。

関連記事一覧

TOP